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不規則変化動詞(英語の九々)の覚え方

英文法の主役は、なんといっても動詞。そして、頻繁に使われる動詞はたいてい不規則変化動詞。その変化は当然不規則なので、これは丸暗記するしかない。ちょうと、算数の九々のようなものです。

中学の学習過程では、1年生の終わりに過去形が一部の動詞について登場し、2年生で受動態に関連して過去分詞を学習します。しかし、どうせ覚えるなら過去も過去分詞もまとめて、しかも小学生のうち覚えてしまおう!というのが探究流。チャンツに仕立てて、掛け算九々の語呂合わせのように、リズムに乗せて中学で習う64の不規則変化を一気に覚えます。

   「走る」...「run/ran/run」ハイ!「run/ran/run」,  

   「来る」..「come/came/come」ハイ!「come/came/come」

といった調子です。

実際には、16個の動詞を一組にして4グループをつくり、1グループ3分ほどの動画にしたチャンツに合わせて不規則変化の追唱を繰り返すと、低学年の小学生でも音をたよりに覚えこんでしまうのです。小学生英語のクラスで作った教材だったのですが、かなり学習効果があがるので、小学生の全クラスで毎回の授業のはじめに30分ほど充てて始めました。

教材は、4本の動画と、表に意味と絵、裏に不規則変化を書いた64枚のカードでしたが、皆で使っていくうちにいろいろ工夫が生まれます。もとは単に追唱するだけの動画でしたが、動詞の意味に合わせたジェスチャーをし、ビデオに撮ったりして遊びます。

さらに、動詞カードをつかって、読み上げられた意味のカードをとって不規則変化を答える「かるたとり」や、手持ちのカードを出して相手に不規則変化を答えさせる「対戦ゲーム」へと発展していきます。

音の方は3ヶ月あまりでかなり覚えられるので、次は音をたよりにスペルを書かせる「むりやりスペリング」に挑戦します。覚えた音をともかく英文字で書いてみることで、「正解」との違いを発見しながらフォニックスの基本を身に着けていきます。ここでも、楽しむためのいろいろの工夫がありますが、それはまた別の項でご紹介します。

不規則変化動詞チャンツ

不規則変化動詞チャンツ

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