top of page
人口地図

探究学習で必要とされる力のひとつに、やわらかな発想、様々な角度からのものの見方があります。

発想力を磨く訓練のひとつとして、人口地図をとりあげました。

各県の大きさを、面積ではなく人口であらわした日本地図を作るという試みです。

百万人あたり1cm角で描くとA4のグラフ用紙にうまく収まりますが、1cm角では荒すぎるので、各県の人口25万人単位にした表を用意しました。これを5mm角のますにして地図を書いていきます。GDPで各国の大きさを表した世界GDP地図を見せたあと、参考に各県の形を簡略化した面積ベースの日本地図をわたして作業開始です。

隣り合う県同士の関係や、海の有無など地理的な特徴をうまく取り込んで、できるだけ日本地図らしいものに仕上げることが目標。5mm角を2つの三角にわけた斜めの線で海岸線をスムーズにしたり、千葉県を逆L字型にして東京湾をつくったり、思い思いの工夫をこらします。

「神奈川ってけっこう大きいんだな」とか「石川県の隣はどこだったけ」とか、新しい発見をしながら、日本地図が頭の中に入っていきます。中には、地図の真ん中にぽっかり「ビワコ」と称する無人地帯をつくってしまった子もいますが、これはご愛嬌。みな個性ある作品を完成させていきます。

定番の不規則動詞チャンツの後すぐとりかかって残り約1時間。各クラスとも授業時間中に終わらない子も何人かいましたが、みんな本当に集中してやっていました。

この他、「視点を変える地図」シリーズとしては「旅行時間地図」、「立体地図」があります。

人口地図
旅行時間地図
立体地図

© 2018 TanQkan

bottom of page