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漢字ビンゴ

子供たちの大好きなゲームの一つに漢字ビンゴがあります。

1つの漢字を偏(へん)と旁(つくり)にの2枚に分けたカードを24字分用意し、ばらばらにして全員に配ります。

手札の中で、辺と旁を組み合わせて漢字が作れるかを考えます。(偏と旁の「上下型」の他に冠(かんむり)と足(あし)の「上下型」もあります)

下の写真のような、5x5のビンゴボードの上に、自分の番がきたとき、漢字ができればそのペアを、できなければ不要な1枚をボード上置いていき、ビンゴの得点を競うというゲームです。

はじめは、市販のセットを使っていたのですが、やっているうちにどんどん新しい発見、ルールが生まれてきます。

例えば、

①漢字のペアができたら1点。その漢字を使った熟語が言えると+1点。四字熟語なら+2点。

このため、新しいカードセットを下ろすときには、それぞれの漢字について「読み方と熟語調べ」の時間をとります。これをキチンとすることが高得点につながるので、国語辞典や漢和辞典を総動員して皆真剣に調べます。たいてい、この作業で1回分の授業がつぶれてしまいます。

②当初用意されたペア以の外組み合わせでも漢字が存在すればOK(例えば、本来は「待」が「寺」と「行人偏」に分かれているのですが、「寺」に「人偏」で「侍」ができます)。さらに、その新漢字を本来の字に戻すのもOK(「侍」ができたところで、「行人偏」を持っている人は、自分の手番のときに場にある「人偏」と「行人偏」を取り換え、新しいペアの「待」を作って得点がとれる)

③このとき交換した札(「人偏」)は手札に加える。ただし、本来のペアになっている字ができたらくずすことはできない。ペアが作れればビンゴの点も入るので、ビンゴができた列でこの入れ替えができると高得点につながります。

といった具合で、漢字や熟語に頭をフル回転させながらゲームはどんどん進化し楽しいものになっていきます。

しまいには、市販のセットは低学年用と高学年用各二組だけで漢字が限られているので、自分たちで新しい漢字選びたいと、各学年用のカードセットをつくることになってしまいました。

© 2018 TanQkan

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